2000年 ドクター・フリッツ  最新情報!

リオ警察、Drフリッツ・クリニックを急襲!

2000217
オデジャネイロ発 ロイター共同
  
リオ警察、Drフリッツ・クリニックを急襲!

 リオデジャネイロ警察の発表によると、第一次世界大戦で死んだドイツ人従軍医・ドクター・フリッツのスピリットをチャネルする、と言っているブラジル人のエンジニアが、警察によるクリニックへの手入れから巧みに脱出し、逮捕をま
ぬがれた。

 自分がドクター・フリッツの生まれ変わりだと主張しているルーベン・デ・ファリアは、今週から新しいクリニックを再開し、治療を開始した。1年前にドクター・フリッツの古いクリニックは、警察の手により封鎖されている。クリニッ
クでは、ドクター・フリッツが何百人という数のガン患者を麻酔もなしに手術していた、と言われている。

 警察が奇襲したドクター・フリッツの新しいクリニックは、リオデジャネイロの北部のすさんだ地域にあるダンスホールの跡を借りて再会されていた。水曜の夜、警察は医師法違反でルーベンを逮捕するためにクリニックを包囲し、手入れを決行した。警察は、手術中の手を血で赤く染めたルーベンを、現行犯で捕まえる意図を持って、ダンスホールの跡を急襲した。

 「我々はルーベンを探したが、すでに彼はどこかに退去してしまったあとでした。ルーベンは警察が奇襲する情報を事前に察知していたものと思われます。でも我々はルーベンを捜査し続けます。というのは、ルーベンはインチキなやま師
の罪名でワンティッドだからです。」と、リオデジャネイロ警察のスポークスマン、ウィルソン・ベントはロイター通信への記者会見で発表した。

 今週、ルーベンは自分のホームページを通して、ドクター・フリッツのクリニックの再開を発表した。すると、この新しいドクター・フリッツのクリニックには、病で苦しむ貧乏人たちが、奇跡的な治癒を望んで、大勢行列を作ったとい
う。

 月曜日に50人を治療したとき、ルーベンは患者たちからの寄付を受け入れた。しかし、ルーベンの父親が急死したので、次の二日間はクリニックを閉めたという。

 このダンスホールのオーナーは、「もう警察との話はついている。これ以上、ドクター・フリッツのクリニックとしてはこのダンスホールは貸さない。もうここは半永久的に閉鎖して立入禁止だ」と言っている。

 46才のルーベンは、「ブラジルの医学界が、ドクター・フリッツの出現で患者をとられるのを恐れて、警察を動かしてわたしを逮捕しようとしている」と言っているという。ルーベンは一度も正式な医学の勉強をしていない。

 ルーベンは、90年代はじめからドクター・フリッツのスピリッツからお呼びがかかり、エンジニアとしての仕事をあきらめて、多くの病人たちを癒す役目を果たすように強制された、と言っている。
 ルーベンがクリニックに現れると、ドクター・フリッツのスピリットをチャネルして、ドイツ語のなまりでしゃべりはじめたり、時々は普通に使われているポルトガル語も忘れたりするという。

 ドクター・フリッツの信者たちは、「以前に二人のブラジル人がドクター・フリッツのチャネラーとして治療をしたが、二人とも暴力的な死に出会っている。ルーベン自身も暴力的な死に出会うと信じている」と言っている。

 リオデジャネイロの医学会のスポークスマン、レナータ・ワーネックは、次のように言っている。
「ドクター・フリッツは医者ではありません。ルーベンはただの一般市民なのに、医者のふりをして貧しい人々を騙しているのです。貧しくて無知な人々は、政府が十分な医療対策がとれないものですから、ルーベンみたいな人間に頼るしかないのです。」


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