「世界ぐるぐる・グル巡り」


魂の遊び人☆パンタ笛吹


Part.5 「ヨギ・バジャン編」


おっとっと、ちょっとスノボーに出かけているあいだに、もう連載第四弾です。 今回は、今月、ロスアンジェルスの空港で出会ったグル、クンダリーニヨガの巨 星、ヨギ・バジャンに登場してもらいましょう。空港の待合室での暇つぶしといえば、昔は免税はんs店のひやかし、今は人間観察で す。LAの空港で、おもしろそうな人類はいないものかときょろきょろしている と、いましたいました!頭に巻いているターバンからズボン、スカート、くつま で、真っ白けでキメている白人の老若男女が20人ばかりいました。連れている子 供たちまで白装束なので、この人たちは「白族」に違いありません。ぼくは直感 的に、「これだけ白族がたくさんいるということは、近くにそのグルのヨギ・バ ジャンがいるな!」と思ってたら、立派な髭をたくわえた身長2mちかい巨人の グル、ヨギ・バジャンが、なんと車椅子に乗って、待合室に出現しました。
5年前、ダラス空港で偶然会ったときには、空港中にクンダリーニ・パワーを 振りまきながら、弟子軍団とさっそうと歩いていたのに、この車椅子姿はショッ クです。日本にも弟子のたくさんいるヨギ・バジャンは、3HO(ホーリー・ヘルシー ・ハッピー・オーガニゼーション)というのを作って、ヨガを世界中に広めまし た。「ノーペイン・ノーゲイン!」(苦しまなくっちゃ、何も得られないぞ!) というのは、アメリカの精神世界で有名になった、彼の合い言葉です。ぼくが最初にヨギ・バジャンに会ったのは、18年前のバークレーです。そのこ ろ、日本でセブンスターを1日1箱吸っていたくせが抜けなくて、何度も何度も 禁煙にトライしていました。でも意志薄弱のぼくは、その度に誘惑に負けていま した。ある日、街角の電柱に「ヨギ・バジャン、タントラ集中講座」というポスターが貼ってあるのを見つけ、グル本人が来るのなら、とご修行をすることにしました次のウィークエンド、会場となる小学校の体育館に行くと、すでに「白族」が 200人ほど集まっていました。髭をはやしていないのはぼくだけだったので、 「げっ、こりゃ、場違いなところに来てしまったぜよ」と思ってしまったがもう 遅い。その日から3日間、巨大なヨギ・バジャンのパワフルなかけ声で、朝から 夜中まで激しい呼吸法の苦行に熱中したのでした。もう身体中が爆発するくらい の酸素を、フッフッフッフッ!と取り入れてエネルギーの火の玉になるのです。 すると、不思議なことがおこりました。その呼吸法の苦行以来、タバコが吸えな くなったのです。煙の匂いを嗅ぐだけでもイヤになりました。その「ケムリの恩人」ヨギ・バジャンの空港での車椅子姿に、ついつい「おい たわしや!お師匠さま」と感じてしまい、「サット・ナーム、聖なる名前のお方 に」とつぶやいてから、ぼくは飛行機へと乗り込みました。(メールマガジン・Weekly φ[fai] 99/02/04)


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